医療法人芙蓉会

筑紫南ヶ丘病院

最先端の医療技術と確かな根拠で、信頼される医療を提供し、健やかな未来を支えます。

当院の特長

サブアキュート期を支える医療・リハビリ体制で、AIと連携による在宅復帰を支援

早期発見・早期介入により入院期間を短縮

当院は筑紫エリアで最も多い病床数(地域包括ケア病棟(60床)、医療療養病棟(190床))を備え、昨今、最先端のAIや検査技術を活用し、急性期治療後の患者や、自宅や介護施設からの肺炎・心不全・尿路感染症等の患者を直接受け入れ、しっかり治して在宅復帰できる状態にまで改善させる医療の提供に力を入れています。中でも特筆すべきは、入院期間が短縮されてきている所です。最長60日間の入院が可能な地域包括ケア病棟において、当院の平均入院日数は37日(令和5年度実績)。令和6年は39.3日、令和7年も40日を大きく下回る見通しです。AIを駆使した早期発見と早期治療・リハビリの介入で、早期の在宅復帰に努めています。
近年は、繰り返す誤嚥性肺炎や、それに伴う低栄養状態のリスクに備え、呼吸器指導医・専門医を招聘するなど、医療体制の強化にも注力。リハビリテーション専門医も週1~2回の回診を行います。早期在宅復帰を目指すという使命感のもと、周辺の施設や医療機関と連携しながら、地域医療を支えています。

最先端のAIによる、質の高い個別化医療

2025年大阪・関西万博にて、厚生労働省の公募に採択され展示
AI/ICTの活用と研究分野においても先駆けた取り組みを行っており、早期発見や重症化リスクの防止として独自開発した「安診ネット」は、AMED・厚生労働科学研究・老健局事業を受託。患者さんの日々のバイタルデータを記録し、統計学とEWS:スコアリングを用いたAIにより、患者さんの重度化や再発を早期に検知します。
導入施設では肺炎入院期間の短縮が確認されるなど重度化防止におけるエビデンスも発信。2025年日本国際博覧会(略称 大阪・関西万博)でも、厚生労働省の公募に採択され、日本を代表して、唯一ICTとして展示されました。
また、レントゲン画像診断AIを導入し、臓器の裏や骨の裏にある腫瘍等、見つけにくい肺炎像の検知や早期発見を行っています。異常が疑われる範囲が数値・色分けで表示され、週に1度、医師が集まって読影会を行うことで、見落としを防止しています。
さらに、肺炎治療で大切な抗菌剤の選択には、自院でグラム染色検査を行い原因菌を推定し、すばやく適切な抗菌薬が選択できるように努めています。

低栄養・ADLを回復させるチーム医療

摂食・嚥下チーム(SST:)
当院が大切にしているのは、「1日でも早く、家族やかかりつけ医が安心できる状態での在宅復帰につなげる」ことです。誤嚥性肺炎の場合は絶食により低栄養リスクが高まっている事例や、入院中ベッドで安静にしている期間が長いとADLが低下するケースも多く見受けられます。そのため当院では、多職種で機能向上委員会をつくり、チーム医療に取り組んでいます。
PT・OT・STの各プロフェッショナルが充実している強みを活かし、入院後は早期にリハビリ介入をスタート。摂食・嚥下チーム(SST)をはじめ、低栄養の改善やADLの回復に努め、在宅復帰できる状態に戻します。当院の地域包括ケア病棟では、退院先の93%が自宅あるいは在宅系施設という高い復帰率を誇ります。

病院概要

医療法人芙蓉会 筑紫南ヶ丘病院

所在地 〒810-0971 福岡県大野城市大字牛頸1034-5
交通アクセス 「大野城駅西口」より20番もしくは、「下大利駅(日の浦方向)」より21番に乗車し、「南ケ丘一丁目」または「南ケ丘四ツ角」で下車し徒歩約10分。
【無料送迎バス】大野城市が運営する「ふれあい号」および、無料送迎バスをご利用いただけます。
電話 092-595-0595
診療科 総合診療内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、リハビリテーション科、糖尿病内科、皮膚科
所属専門医 日本糖尿病指導医・専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、日本呼吸器学会指導医・専門医、日本感染症学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本血液学会指導医・専門医、がん治療認定医、日本造血・免疫細胞療法学会認定医
専門外来 発熱外来、糖尿病外来
指定医療機関
病床数 全250床
・地域包括ケア病棟:60床
・医療療養病棟(在宅復帰機能強化型):190床
診療時間 月~金曜 午前9:00~12:30/午後13:30~17:00
土曜 午前9:00~12:30
休診 日曜、祝祭日
公式サイト https://www.minamigaoka.jp/
その他備考