医療法人芙蓉会

筑紫南ヶ丘病院

福岡県大野城市大字牛頸1034-5MAP

下り搬送受入

下り搬送と早期在宅復帰を実現する医療体制

急性期病院からの受け入れの約1割が「下り搬送」

急性期病院退院後の治療やリハビリを担い、在宅復帰できる状態まで回復させる後方支援病院としての実績も豊富な筑紫南ヶ丘病院では、急性期病院からの受け入れ患者のうち1割が、救急搬送から3日以内の「下り搬送」。早くからチーム医療に注力し、ソーシャルワーカーと医師の連携がスピーディな当院だからこそ、迅速な下り搬送の受け入れ体制が整っています。
高齢者の救急搬送が増加し、誤嚥性肺炎の再発や、それに伴う軽症・中等症の割合が高くなっている現在、早期の介入による在宅復帰支援を実現し、筑紫医療圏の中核病院としての役割を担っています。また、AIによる個別化医療と、再発・重度化防止のエビデンスを発信するなど、研究分野にも注力し、新しい時代の医療ニーズに貢献しています。

指導医・専門医を招聘し、人工呼吸器患者も積極的に受け入れ

肺炎・心不全・尿路感染症等の治療はもちろん、整形外科や脳神経外科の術後のリハビリ入院にも注力し、医療体制を強化している筑紫南ヶ丘病院。近年は呼吸器指導医・専門医を招聘し、人工呼吸器患者の受け入れも積極的に行っています。またリハビリテーション専門医による診療も行い、脳梗塞等の後遺症や圧迫骨折の患者さんにも十分なケアを実現。早期在宅復帰を目指した早期リハビリ介入にも力を入れています。
地域包括ケア病棟の入院期間は最長60日ですが、当院の平均入院期間は、2年連続で40日を下回っています(令和5年・令和6年実績)。AIを活用した早期発見や再発防止の取り組みにより早期在宅復帰を実現し、退院後も併設の訪問看護ステーション、ケアプランセンターが在宅生活をサポート。地域クリニックや介護施設との連携体制も構築しています。

最先端のAI/ICT活用で、再発や重度化を防止

当院では、AI画像診断による検査と、週に1度の読影会により、肺炎像の検知や病変の早期発見に取り組んでいます。「レントゲン画像診断AI」を用いて、臓器や骨の裏に隠れた腫瘍など、見つけにくい肺炎像の見落としを防止。肺炎治療で大切な抗菌薬の選択においても、院内でグラム染色を行い、最適な抗菌薬の選択に努めています。
また、独自開発の「安診ネット」は、患者個々の日々のバイタルデータを蓄積し、統計学×EWS:スコアリングにより、重度化や再発を早期に探知します。これにより、繰り返し発症しやすい誤嚥性肺炎や尿路感染症等の重度化・再発を防止します。AMED事業では新型コロナに対し、福岡県・長野県の自治体が採用し、2025年大阪・関西万博では厚生労働省ブースで唯一「安診ネット カイゴDX」がICTとして展示。現在は病棟における効果研究が進められており、日本慢性期医療学会で発表されるなど、全国で導入が進んでいます。

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